SuicaでJR東日本の鉄道を利用すると2019年10月1日からポイントがたまるサービスがスタートしました。
ポイントをためるには事前にJRE POINTサイトで登録が必要となります。
Suicaとは
日本国内で利用されている「交通系ICカード」の電子マネーのひとつです。
交通系ICカードとは
交通系ICカードとは、日本各地の鉄道会社が発行している電子マネーの総称です。
電車やバスといった公共交通機関の乗車券として使え、通勤・通学の定期券としての機能を持たせることもできます。
またコンビニや自動販売機、スーパーなどでのお買い物で身近に使える電子マネーとなっています。
交通系ICカード種類 | 特 徴 |
Suica(スイカ) | JR東日本が発行する交通系ICカードです。おサイフケータイ対応の携帯電話を使って「モバイルSuica」として利用することもできます。また、JRが発行する「ビューカード」クレジットカードと紐付ければオートチャージ機能を使うことができます。 |
PASMO(パスモ) | 首都圏・仙台・新潟・札幌エリアで利用されている交通系ICカードです。交通各社が発行するクレジットカードと紐付けられます。 |
ICOCA(イコカ) | JR西日本が発行する交通系ICカードです。関西・北陸・山陰・山陽・瀬戸内・南紀で利用されています。クレジットカードと紐付ける「SMART ICOCA」なら、チャージができ、携帯電話やPCで利用履歴を確認できます。 |
manaka(マナカ) | 日本の真ん中で発行された交通系ICカードとして名古屋を中心に利用されている交通系ICカードです。利用実績に応じてマイレージポイントを還元するサービスを行っています。また、名古屋市交通局運営のバスや地下鉄を乗り継ぐ場合、90分以内の乗り継ぎであれば割引料金が適用されます。 |
Kitaca(キタカ) | 日本の北で発行された交通系ICカードとしてJR北海道が発行する交通系ICカードです。また、「JRタワースクエアカード Kitaca」クレジットカード提携も発行されております。 |
TOICA(トイカ) | JR東海が発行する交通系ICカードです。名古屋・静岡地区で利用されています。 |
PiTaPa(ピタパ) | 近畿エリアを中心とする64の鉄道・バス会社によって構成される『スルッとKANSAI協議会』が主体となって発行している交通系ICカードです。支払いがポストペイ(後払い)式となり。使った分だけ後から口座引き落としなどで支払いをする仕組みになっているので、プリペイド式のように事前チャージをする必要がありません。 |
nimoca(ニモカ) | 九州エリアを中心とする西日本鉄道出資の交通系ICカードです。 |
SUGOCA | JR九州が発行する交通系ICカードです。また、JR九州グループが発行する「JQ CARD」クレジットカードと紐付ければオートチャージ機能を使うことができます。 |
はやかけん | 福岡市交通局は発行する交通系ICカードです。 |
JRE POINTとは
「JRE POINT」はJR東日本が運営しているポイントサービスです。
JRE POINT WEBサイトに、クレジットカード(ビューカード、JRE CARDなど)やモバイルSuica、Suicaカードを登録すると、利用に応じてポイントが付与されます。
ポイントをためる
これまではお買い物や飲食店の利用時にJRE POINTポイントカードを提示したり、ビューカードのクレジット決済、ショッピングモールサイト「JRE MALL」からポイントを貯めることができました。
2019年10月1日より「登録したSuicaで鉄道利用」でポイントがたまるサービスが開始されました。
今までは鉄道利用でSuicaを利用してもポイントがたまりませんでしたが、普段鉄道利用している人は知らずにポイントがたまります。
自動改札機による入出場を行った際、引き去られる運賃にJR東日本の運賃が含まれている場合が対象です。(一部例外があります。)
ポイントを獲得するには登録が必要
JRE POINTをためるには、使用する前に必ず「JRE POINT WEBサイトで登録」が必要です。
Suicaを持っているだけではポイントがたまりません。
またSuicaを使ったあとに登録してもそれまでのポイントはたまりませんので必ず登録を忘れずにおこなってください。
「JRE POINT WEBサイト」はこちら
【外部サイト】https://www.jrepoint.jp
ポイント還元率
ポイント還元率はご使用、モバイルSuicaと、通常のSuicaカード、利用場所でことなります。
また「キャッシュレス・消費者還元事業」対象店舗では最大5%が還元されます。
登録したSuicaで鉄道利用
- モバイルSuica:50円ごとに1ポイント(2.0%)
- Suicaカード:200円ごとに1ポイント(0.5%)
月1万円利用すると「モバイルSuica」だとMAX200ポイント、年間MAX2,400ポイント貯まります。
月1万円利用すると「Suicaカード」だとMAX50ポイント、年間MAX600ポイント貯まります。
モバイルSuicaの方が還元率がいいのでスマートフォンで「モバイルSuica」での利用をおすすめします。
登録したSuicaでお買いもの
このマークのお店で登録したSuicaでお買いものをすると、
- 100円or200円(税込み)ごとに1ポイント(1.0% or 0.5%)
駅中での普段のお買いものを月1万円利用するとMAX100ポイント、or50ポイント年間MAX1,200ポイントor600ポイント貯まります。
JRE POINTカードの提示でお買いもの
このマークのお店でJRE POINTカードを提示すると、
- 100円(税抜き)ごとに1ポイント(1.0%)
駅中での普段のお買いものを月1万円利用するとMAX100ポイント、年間MAX1,200ポイント貯まります。
ビューカードのクレジット決済
ビューカードで決済すると、
- 1,000円(税込)につき5ポイント(0.5%)
月1万円利用するとMAX50ポイント、年間MAX600ポイント貯まります。
また、Suicaへのチャージや定期券・きっぷの購入にビューカードで決済すると、
- 1,000円(税込)につき15ポイント(1.5%)
月1万円利用するとMAX150ポイント、年間MAX1,800ポイント貯まります。
JRE MALLの利用
JRE MALLで
- 100円(税抜)につき1ポイント(1.0%)
また、JRE MALLでビューカードで決済すると、
- 100円(税抜)につき3ポイント(3.0%)
JRE MALLでは鉄道グッツ、季節のギフト、産地特産物などの商品が掲載しております。冬はおせち商品が掲載されています。
他ポイントからの交換
- 「えきねっとポイント」から交換
2えきねっとポイント⇒5ポイントで交換できます。
※「えきねっと」は新幹線・JR特急券のきっぷ予約のほか、国内旅行や観光情報などをお得に楽しむことができるポータルサイトです。
- 「JRホテルメンバーズポイント」から交換
1,000JRHMポイント⇒960ポイントで交換できます。
※JRホテル系ホテルのメンバーズポイントです。日本各地に展開しています。
キャッシュレス・消費者還元事業
2019年10月から消費税率が10%に引き上げられた9ケ月間、キャッシュレス決済した消費者に最大5%が還元される国の補助金事業です。
お近くの対象店舗でキャッシュレス決済制度を使って
支払いを行うとポイント還元が受けられる制度です。
それに伴って、Suicaでも2019年10月から還元スタート。
キャンペーン
2019年12月31日までにJRE POINT WEBサイトより初めてSuica登録をした人は100ポイントプレゼントされます。
登録していない人はキャンペーン中に登録を行ってください。
JRE POINTをつかう
たまったポイントの使い方について「駅ビルでポイントを使う」「Suicaでポイントを使う」「ショッピングモールサイト(JRE MALL)・商品交換に使う」「ポイント移行サービス」があります。
1ポイント1円として利用できます。
駅ビルでポイントを使う
東日本エリアの駅ビルでお会計の際にポイント利用ができます。
現在、各駅ビルで拡大中です。
JRE POINTカード、および、JRE POINTカード機能が搭載されたビューカードに限ります。
Suicaでポイントを使う(チャージ)
たまったポイントは登録したSuicaにチャージして利用できます。
※1ポイントは1円でチャージできます。
- Suicaカードにチャージする
JRE POINT WEBサイトからチャージ申込み後、駅の券売機でチャージを行います。
- モバイルSuicaにチャージする
JRE POINT WEBサイトからチャージ申込み後、モバイルSuicaアプリからチャージを行います。
- Suicaインターネットサービスでチャージする
JRE POINT WEBサイトからチャージ申込み後、インターネットに接続したパソコンと「FeliCaポート/パソリ」にカードをかざしてチャージを行います。
Suicaでポイントを使う(グリーン券に交換)
たまったポイントは(JRE POINT用)Suicaグリーン券に交換できます。
乗車日当日にJRE POINTサイトよりSuicaグリーン券に交換申込みを行い登録しているSuicaカード、モバイルSuicaでJR東日本の普通列車グリーン車停車駅のSuicaマークのある自動券売機にてお受取りできます。
利用できる普通列車グリーン車の運行エリア
ショッピングモールサイト(JRE MALL)・商品交換に使う
JRE MALLサイトでたまったポイントを利用できます。
また、JRE POINT WEBサイトで商品券(クーポン券)の交換も可能です。
(参考)駅ビルの「ベックスコーヒーショップドリンク回数券」ポイント数1,150で交換可能です。
ポイント移行サービス
家族間でポイントの移行・合算が可能となります。
JRE POINT WEBサイトより同じ住所にお住まいで同姓(名字)の会員同士であれば、ポイント移行サービス申込みができます。貯まったポイントを娘さん、息子さんにプレゼントしたらいかがでしょうか。
まとめ
Suicaを持っている人、使う人は忘れずに「JRE POINT WEBサイトで登録」を行いましょう。サラリーマンにとって鉄道利用でポイントがつくのは最大のチャンスです。登録は今です。